現代の日本には、6万社を軽く超える数の貨物自動車運送事業者が日々活躍し、日本の流通を支えております。
6万超の事業者・会社が有るということは、6万超の運送業を営む会社経営者が存在し、そして6万超の経営に関する悩みが有るということですよね。
運送業界が抱える慢性的な悩みもありますし、それぞれの会社が抱えるその会社の形態やシステムならではの悩みもあると思われます。
運送会社が抱える悩みとは
運送会社の経営者が抱える慢性的な悩みとしては、、、
・「利幅が薄い」など金銭的な問題
経営者自らハンドルを握り、経営管理・現場管理まで行い「頑張っているのに儲からない」「なかなか利益が出ない」などなど。
ともすると経営のモチベーションをそがれてしまうような、非常に深刻な悩みを抱えている運送業経営者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
・「ドライバー不足」という人的問題
貨物自動車運送業界は何年も前から、慢性的かつ深刻な”人手不足”に陥っています。
ここ数年で仕事量が大幅に増え、そして今もなお増え続けている事に端を発しているのはもちろんですが、2008年のリーマンショックの後、運送業界の景気が冷え込み、かなりの数の職業ドライバーの方々が引退や転職し、もともとの絶対数が少なくなってしまった事も否めない原因の一つと言われています。
・「業務の効率化が課題」という時間的な問題
配送ルートはもちろんの事、車両への積み込み・積み下ろしを含む「荷待ち時間」の問題、そして経営者が忙しすぎて、業務改善や新規営業が出来ないなどの諸問題。
・その他の問題・課題
その他にも「人材育成」「燃料の高騰化」「競合他社対策」「税金対策」「経費削減」そしてもちろん「コロナ対策」など、数え上げたらキリが有りません。
運送業界のミライ
運送業界・運送会社が潜在的に抱える問題は少なくありませんが、運送業界は「2008年のリーマンショックから十数年で、業績が最も回復した業種」とも言われていますので、尽きない悩みや課題を一つずつ解決し、新しい”考え方”や”やり方”を積極的に導入し、努力を重ねていくことによって、更なる会社の成長が見込める分野であると考えられます。