このままETCを利用しないでいるとどうなるの?│ETCのメリットをもう一度考える

このままETCを利用しないでいるとどうなるの?サムネイルETC割引

 2020年9月時点で、高速道路利用車両のうちETCシステムを利用して料金の支払いを行っている車両は、全国で92.9%と9割以上の車両が利用するようになりましたが、まだ車載器を取り付けていない等の理由で、利用されていない車両が7%強もいるわけですね。

もちろん、オートバイなどの車両は車載器をつけてない車両も多いですから、一概には言えませんが日本全国の全ての車両台数として考えると、まだかなりの数の非ETC車両が高速道路を利用しているという印象は否定できません。

その中にはもちろん、日常的にほとんど高速道路を利用しない方もいらっしゃるとは思いますが、このままETC車載器を搭載せずにいると今後どうなっていくのでしょうか?なにか不都合な事や、不便な事は新たに出てくるのでしょうか?

ETCが益々拡充していく中で、ETCを利用しない車両の今後に関して少し調べてみました。

ETC専用に変わっていく高速道路の料金所

 2020年12月に国土交通省は、2030年度をメドに、高速道路料金所の完全キャッシュレス化及び完全タッチレス化を目指し、高速道路料金所での支払方法を基本的にETCのみとする進行計画案の報道発表を行いました。

具体的には、都市部では2025年度末までに7割~9割程度の料金所をETC専用化し、そして2030年度末までに順次拡大しつつ全線をETC専用化するという計画のようです。

それでも、ETC車載器を搭載しない場合どうなるのでしょう?

ETC専用レーンに驚く男性 ETC専用化された高速道路の料金所では、当面の間「サポート」レーンという非ETC車両のための対応レーンを用意する事を検討しているようです。

「サポート」レーンとは、いったいどんな仕組みなのでしょう?

「サポート」レーンは、免許証やナンバープレートで確認!?

 あくまで、まだ検討中らしいのですが、おそらく車両が通るレーンの左端に非ETC車両に対応するレーンを設けるという事らしいです。現在でも、現金支払のレーンは左に追いやられてますもんね。そんなイメージなのではないでしょうか?

で、料金徴収の方法はというと、パターンA~Cの3つのパターンを検討しているようです。

「サポート」レーン│パターンA

 パターンAは、料金精算機を置いてETCも現金も対応するパターンのようです。これって、今現在も存在しますよね。そのままスライドさせて活用するって事ですかね。

「サポート」レーン│パターンB

 パターンBは、インターフォンやカメラで利用者の連絡先や免許証を確認して、後日支払う(銀行振込とかなんですかね?)方法のようです。なんか、かなりアナログな感じになってしまってますね。手間も時間もかかりそうで、非常にめんどくさそうですよね。

「サポート」レーン│パターンC

 パターンCは、カメラで車両ナンバー(ナンバープレート)を読み取り、後日支払うパターンのようです。最近、スーパーやショッピングモールの駐車料金なんかでよく使われている、料金徴収の仕組みに近いですね。後日支払いと言う事は、支払の手間がかかりそうなので、これもまた面倒くさいですね。

ETC専用レーンの将来像はどうなるの?

 ほぼ、パターンCと同じなのではと思ってしまいましたが、カメラで車両ナンバー(ナンバープレート)を読み取り、「事後徴収」というパターンのようです。パターンCの「後日支払い」ではなくて「事後徴収」というところがミソなのでしょうか?高速道路を降りた時に、何か現金以外で徴収する方法(電子マネーとか?)でも検討しているのでしょうか? また、「サポート」レーンという考え方ではなく、ETC専用レーンにその機能を持たせるようですよ。


以上の3つの暫定パターンと、最終的な将来イメージですが、ETCと並行して運用するとなると、「高速道路料金所のETC専用化」ではなくなってしまうんじゃないの?と思ってしまいますが、「キャッシュレス及びタッチレス化された高速道路料金所」という意味では、成立しているということなのでしょうね。

いずれにせよ、やはりETC利用車でないと手間がかかりそうですね。

ETCゲートとかバーって本当に必要なの?【2021/8/4追記】

 料金所による渋滞の緩和と料金所運用のコストダウンを目的としているETCシステムに、そもそもETCゲートとか、ゲートのバーとかって本当に必要なんでしょうか?

ETCゲートは必要なのゲートが有る事で車両はスピードダウンせざるを得ませんので、渋滞の原因になってしまう事はもとより、減速・加速や空いているゲートへの割り込みによる事故も有りますし、安全面においてもデメリットかと思われるのですが。

 ちなみに、既に一部の高速道や自動車専用道路で導入されている次世代ETCシステムである「フリーフローETC」というETCシステムは、時速180kmで走行する車両でも通信が可能な設計なんだそうですよ。

この「フリーフローETC」であれば、ゲートも、ゲートを閉じるバーも必要無いので、減速・加速の必要も無ければ、ゲートの前後での無理な割り込みも無くなると思うんですよね。

減速・加速に関していえば、大型車両に関しては、安全面はもちろんのこと、燃費の向上や目的地へのスムーズな運行にも良い事ですし、メリットしかないように思えます。

 アメリカでは、「EZ PASS」もしくは「i-Pass」と言われるシステムが日本のETCのように運用されていますが、道路の上部にセンサーだけが付いていて、ゲートやバーの無いハイウェイ入口が増えてきているようですよ。うらやましいですね~!

もちろん、通信機器を取り付けていない車両も走っていますので、その場合は車両ナンバーを読み取って、後日請求となるようですよ。

いやいや、素晴らしいですね!

 日本だって、「高速走行中の通信」に関しても「車両ナンバーの読み取り」に関しても、技術は開発されていますし、導入・運用も可能なのですから、ゲートやバーの無い高速道路を実現してほしいですよね。

そう遠くない未来の姿で有る事を、切に願います。

ETC導入のメリット│割引、助成金など

 クレジットカードと連動しているETCカードがほとんどの現状で、クレジットカード申込がネックになっていたり、普段の高速道路の利用頻度から、ETC車載器購入に踏み切れない方も意外と多いのではないでしょうか。ETCカードの取得に悩む中年男性

ただ、今後高速道路の料金所がETC専用化していくことを考えると、やはり有った方が便利なのではないかと思われます。

 料金面でも、「平日朝夕割引」「休日割引」「深夜割引」「休日割引(地方部)」などなど割引サービスも充実していますし、車載器購入・取付等のコストはスグに回収出来てしまうのではないでしょうか。

また、ETC専用化に付随して、ETC普及促進のためのキャンペーンも検討されているようですので、そのタイミングで購入・取付を行うのも”お得な手”かもしれません!

一万円もらって喜ぶ男性ちなみに、2020年にはETC車載器の購入・取付に関して1万円の助成金(割引)が受けられて、さらに先着60,000台限定で、ETC車載器には5,000円の、ETC2.0車載器には10,000円のQUOカードがもらえるキャンペーンをやっていたので、次回も同等かそれ以上を期待しちゃいますよね!

 「でもやっぱり、クレジットカードの申込がね、ちょっとね、、」とおっしゃる方には、ETCパーソナルカードをおススメします。

ETCパーソナルカードとは、クレジットカードと連動していない、有料道路の支払いにだけ利用出来るETCカードです。

ETCパーソナルカード│詳しくはコチラ>>

この、ETCパーソナルカードは「保証金」や「利用限度額」が有るのですが、これもETC専用化に付随して、利用者にお得な内容に見直されるようですよ!


いかがでしたでしょう?

 「今スグ!ETCを導入しましょう!」とは言いませんが、高速道路がETC専用化を進めるどこかのタイミングで「お得だ!」と判断したら、導入されても良いのではないでしょうか。

【2022年は、全国で24万台も!】2022年1月27日から始まる、ETC/ETC2.0の車載器購入助成キャンペーンの詳細はコチラ>>

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