運送業界に関わっている・いないに関わらず、みなさんがETCカードに求めることいえば、「便利さ」はもちろん、一番は「高速道路料金の割引」ではないでしょうか!?
運送業界の会社経営者であれば、「高速道路料金の割引」は直接経費に跳ね返ってきますから、常に「料金が安くなるサービス」「割引率の高いサービス」「得するサービス」を探しているのがホンネではないでしょうか!?
ところで、一概に「安くなる」と言っても、様々なパターンが有るようです。
- 直接的に値引の有るサービス
- 年会費・登録料等の固定経費が安い(無い)サービス
- 他の割引サービスと併用可能なサービス
- ポイント等が貯まり、結果的に得するサービス
- 利用実績に応じて安くなるサービス
などなど、「どれが一番安いのか?」気になりますよね。
「もう既に入っているから」「結局、どこも一緒でしょ?」と言っていては、御社にとって有益な情報を見逃してしまう事も!
釈迦に説法、言わずもがなですが、ビジネスにとって「情報」は命です。
常に情報に耳を傾けておくことこそ大切なのではないでしょうか。
ETCカードを改めて知ろう!ETCカードとは?
ETCカードは、個人または法人単位で取得し、名義人のみが使用出来るという大原則があります。
また、名義人は自分名義のETCカードを1枚持っていれば、ETCカードの車載器を取り付けている車両ならば、どの車両でも自分名義のETCカードを車載器に差し込んで利用することが出来ます。
ただし、有料道路の入口と出口は同じETCカードである必要があります。入口は自分のカードで通り、出口は同乗者のカードで通るなどは不可となります。
使いこなせば、高速道路などの有料道路の通過もスムーズで運転時間のロスを軽減することも出来ますし、現金では受けられない料金割引等も受けることが可能です。
ETCカードの発行会社は11社│割引サービスも様々
ちなみに、有料道路事業者と直接契約を結んでいるETCカードの発行会社は、11社あります。(2021年1月現在)
- 三井住友VISA
- 三菱UFJニコス
- AEONカード
- Orico
- Diners Club
- UC Master & UC VISA
- TS CUBIC
- AMERICAN EXPRESS
- JCB
- Cedyna(セディナ)
- セゾンカード
上記11社が直接契約を結んでいるETCカードの発行会社になります。
※ 11社以外のブランドでETCカードが発行されるケースもあります。
契約するカードによって、年会費が永久無料のサービスや時間帯割引サービス、通行料金として使えるポイント(ETCマイレージ)が貯まるサービス等、様々なサービスが受けられるカードが有りますので、自社の営業スタイルや走行範囲や時間帯等によって色々と選ぶ必要があるかと思われます。
初めての法人ETCカードはナニがいいの?
もし御社が、”個人事業主”や”小規模法人”に当てはまる事業形態であれば、昨年(2020年)に新たに登場した、セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードがオススメです。
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、クレジットカード自体の年会費が1,000円(税別)かかってしまうのですが、ETCカード年会費は”永年無料”で、ポイント還元率0.5%の永久不滅ポイントがもらえます。
また、必要な確認書類も本人確認書類のみで、引き落とし口座が個人口座・法人口座ともに可なので、個人事業主の方には、非常に使い勝手の良いカードなんです。
ちなみに、貯めたポイントで法人税の支払いも出来るようですよ。
実際に申し込んでみた【2021年3月8日更新】
ちょうど会社のカードが一つ欲しかったところだったので、実際にセゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードに申し込んでみました。
上記の通りの流れに沿ってインターネットで申込。以下、時系列にて進捗をご紹介。
2020年1月25日
先ずはネットで申込を完了。スマートフォンで申込を全て完了出来るので、かなり手軽なイメージ。ビジネス用なので銀行口座は会社のモノに出来ました。ちなみに、銀行口座の登録はネットバンクを利用していないと郵便で対応となるようです。筆者もネットバンクを利用していないので、郵送で登録しました。とりあえずココまでは問題無くクリア。そして、申込確認の電話もその日のウチにかかって来て、完了。
2020年1月26日
審査完了(IDとパスワードをお知らせ)のメールが届く。「かなり早いな!」と少し驚く。実は筆者、クレジットカードの新規申込が10年以上ぶりのため、最近の実情を知らず、あまりの審査の速さにおどろきました。
2020年2月1日
「転送不要」郵便でクレジットカードが届く。
非常に簡単でした。申込から1週間ほどでクレジットカード、しかも法人用のクレジットカードが発行されるとは思ってもみませんでした。配達されたのが月曜日で土日を挟んでしまったので、申込のタイミングによっては、もっと早くゲットできたかもしれません。
以上、「実際に申し込んでみた」でした。
割引率が高い!ETCコーポレートカードとは?
クレジットカード会社が発行するETCカードではない、事業者向けのETCカード「ETCコーポレートカード」をご存知でしょうか?
「ETCコーポレートカード」とは、大口・多頻度利用の高速国道利用者を対象とした、ETCシステムの利用を前提とする高速国道等の通行料金の割引制度を受けられるカードで、NEXCO3社(NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本)が発行する料金後払い方式のETC専用カードです。
「ETCコーポレートカード」の申込方法
この「ETCコーポレートカード」に申し込むには、NEXCO3社のいずれかに直接申し込む方法がありますが、銀行など金融機関に連帯保証人になってもらう必要があったり、もしくは月間ETC利用額の数倍(およそ4倍程度)の保証金を預け入れる必要があります。また、「ETCコーポレートカード」の利用期間中に月間利用料が上がると、保証金の見直しが入り、保証金が高くなってしまう事もあります。
まあまあハードル高いですよね。
そこで!当サイトでは、NEXCO3社と直接取引をする協同組合に「ETCコーポレートカード」を申し込む方法をおススメします。
最大40%割引│テイ・ネット物流事業協同組合とは?
テイ・ネット物流事業協同組合という組合がありまして、NEXCO3社の高速道路料金から、最大で40%割引を受けられるETCカードを発行してくれる協同組合なんです。
ちなみに、他のETCカードでは割引サービスどころかマイレージサービスすら受ける事が出来ない、首都高速や阪神高速、その他の都市型高速も「ETCコーポレートカード」だと割引の対象になるんですよ!
また、法人の加入はモチロン!個人事業主の方も組合員になることが出来ますので、個人事業主やフリーランスの方でも、協同組合の保証のもとで「ETCコーポレートカード」を使って高速道路料金の大口・多頻度割引を受けることが可能なんです。
さらに!NEXCO3社との直接契約だと、ETC利用料金の月額利用料の4倍程度の保証金を預けなければなりませんが、テイ・ネット物流事業協同組合の場合は組合員になるため出資金として預け入れるのは1万円だけ(※ 脱退時に返金)ですから、負担はかなり少ないですよね。
組合に入るためには一定の審査が有りますが、ご興味のある経営者の方や個人事業主の方は資料請求だけでもしてみてはいかがでしょうか?
【NEWS】ETCコーポレートカード利用による割引(大口・多頻度割引)が、令和4年4月1日から拡充され、更に10%割引率が上がります! -2022/2/04更新-
現状の最大40%割引でもかなり大きな割引率と言える「大口・多頻度割引」いわゆるETCコーポレートカードの加入者が適用される割引が、令和4年の4月より更に10%も割引率が上がるようです!
その内訳はと言いますと、
- 車両単位割引が、現状25%割引のところ、30%割引に!
- 中央環状線の内側を通行しない利用分への割引が、現状10%割引のところ、15%割引に!
それぞれ、5%ずつの割引率アップですので、合わせて10%の割引率アップ!なんです!
10%はかなり大きいですよね!
月10万円なら1万円、月100万円なら10万円が節約できるわけですから!
令和4年4月1日の午前0時から、更にお得に高速道路を利用したいなら、申し込むしかないですね。
迷っている貴社も、とりあえず資料請求だけでもしてみては!?
ETCコーポレートカード利用によるETC2.0割引が、2023年度も継続が決定しました!
実は、「大口・多頻度割引」が適用される「ETCコーポレートカード」を取得していると、車両にETC2.0の車載器を搭載しているだけで車種は問わず、曜日時間帯に関係なく、利用料金から10%の割引が受けられるんです。
この「ETC2.0割引」は、ETCコーポレートカードの最大割引である30%割引にプラスして更に10%割引が受けられますので、40%割引となるんです。
但し、この「ETC2.0割引」は、毎年継続更新されますので、注意が必要です。
ちなみに2023年度は、77億5,900万円の予算を「ETC2.0割引」の継続予算として国土交通省が計上しましたので、2023年3月まではひとまず「ETC2.0割引」の恩恵が受けられる訳です。
本サイトでは、毎年の動向を注視して、皆さまにお知らせいたします。
御社のスタイルに合った法人向けETCカードを選んで、コストダウン!
以上、「出来る経営者が選ぶ法人ETCカードはコレ!」でした。